これまでドローン(UAV)はマルチコプター型で20分から40分程度、固定翼型でも1時間程度が稼働時間となっており、そのたびに着陸・電池交換といった作業が必要でした。その結果広域監視では「人が張り付く運用コスト」が支配的となっており、実証実験ではうまくいくものの実運用には結びつかないケースが多くありました。
特に海洋監視、インフラ監視、山間部通信、災害監視といった広域、長時間稼動において必要とされる性能は上空での「Persistent Presensce」であると考えています。
これを解決するため、これまで水上ドローン(USV)、陸上ドローン(UGV)で培った運用ノウハウを活かした、グライダー型のUAVを今後3年間で開発、実用化して市場に投入していきます。
単なるドローンの機体開発ではなく、Persistent Spatial Sensingという概念を社会実装することを目的に、Dynamic Soaringによる自然エネルギー活用、複数機同時運用によるConstellation型分散センシング、空間の常時デジタル化を実現させます。これによりこれまでに無かった低コストの分散型航空インフラプラットフォームが出現します。
すでにエバーブルーテクノロジーズでは8年に渡る水上ドローンの自動航行制御技術、低消費エネルギー制御、自然エネルギー活用の実績があります。陸上ドローン(UGV)では高精度GNSS、みちびきCLASやBVLOS(目視外)にも対応。これらのアセットを使うとともに、グライダー設計のエキスパート、大手通信会社と連携することで、単なる固定翼ドローンの機体開発ではない、空間センシングプラットフォームを実現します。
衛星やHAPSといった空間インフラと違い、低高度を飛ぶ本空間センシングプラットフォームはよりミクロな情報を高解像度でとることができます。風やサーマル(上昇気流)といった自然エネルギーを積極的に活用することでPersistent Flightを実現、運用コストも低減できます。
このPersistent Flightで常時空間を網羅することで監視 / 点検サービス、自治体 / 防衛向け運⽤、通信インフラ提供、超局地的気象データ、CCTV / Nシステム連携、将来的な広域データプラットフォームといったサービス、ビジネスを展開していきます。